。 余談だが,1984年に公開されたホラー映画「13日の金曜日 完結編」に登場するトミー少年(クライマックスでジェイソンを倒す)が,自室でプレイしているゲームは前述の移植版ザクソンである。 発売前のゲームが,プロダクトプレイスメント扱いで映画に登場したのは,これが初めての例ではないだろうか。ここで映画制作サイドとセガとの間を取り持ったのは,双方にパイプを持つブラウン氏だったそうだ。 ちなみに,トミー少年を演じたコリー?フェルドマン氏は元々ゲーム好きで,アーケード版ザクソンもよく遊んでいたという。そのため,現場での待ち時間にはずっとザクソンで遊んでいたという話を,本作の特殊メイクを担当したトム?サヴィーニ氏から聞いたことがある。 U.S. Goldに話を戻そう。 同社は,ナムコやセガ以外にも,テクモの「ソロモンの鍵」や「アルゴスの戦士」,カプコンの「ストリートファイター」「ストリートファイターII」「ストライダー飛龍」「魔界村」「フォゴットンワールド」「ファイナルファイト」といったアーケードゲームも移植(ストライダー飛龍は,U.S,ugg アグ. Gold版だけの続編も作られた)し,ヨーロッパを中心に“アーケードゲームからの移植といえばU.S. Gold”といった信頼を得る。 その一方で,「Summer Games」や「Winter Games」といった自社タイトルでもヒットを飛ばしていたのだから,当時の同社はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだったのである。 また,日本のゲームメーカー以外にも,Commodore 64へ「ガントレット」を移植してヒットさせたのをきっかけに,ATARI(TENGEN)とも良好な関係を築き,ことガントレットに関しては,パート3に至るまで数多くの機種へ移植を担当した。 このように,アーケードからの移植作品に関しては,複数のヒット作を飛ばしていたのだが,パブリッシングを手がけていたものの中には,ヨーロッパではあまり受け入れられていなかったLucasArts関連の作品なども含まれていたことから,アグ,業績は伸び悩むことに。 結果,1996年春にU.S. Goldは,同じくイギリスに本拠地を置くEidos Interactiveの子会社となる。 しかし,だからといって安泰というわけではなかった。CD-ROMメディアの普及に伴い,ゲームの開発費も高騰。結果,U.S. Goldと同じくCentreGoldグループの一員だったゲーム開発スタジオ,Silicon
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