2013年1月18日金曜日

さらにパワフルに,さらに恐ろしくなった「F.E.A.R. 2 PROJECT ORIGIN」のレビューを掲載_2

Entertainment傘下のTimeGate Studiosが制作したもので,Monolithの作品ではないからだ。  Monolithは,F.E.A.R.の発売後,パブリッシャをそれまでのVivendiからWarner Bros. Interactive Entertainmentに変更し,F.E.A.R.という名前を使用する権利を失ったため,一般公募した「Project Origin」という名称で続編の制作を開始していた。  ちなみに,Project Originがメディアに向けて公開されたのは,2007年に開催されたE3 Media and Business Summitでのことで,「撮影/録音禁止。資料提供なし」という厳しい公開だった。こっそり撮影してやろうかと思ったが,そこにいたプロデューサーのTroy Skinner氏がプロレスラーのようにいかつい人物だったのであきらめたという経緯があるが,そのあたりについては,を参考にしてほしい。2007年7月の段階では,タイトル名さえ仮のものだったのだ。 スクリーンサイズは16:9に固定。5:4のモニターでは上下に黒いラインが出る仕様。ユーザーインタフェースは,スクリーンショットのような感じで,残弾数,ヘルスなどが常に表示されている  そのE3では「2008年の早い時期にリリースされる」とアナウンスされたが,開発は遅れ,発売時期は何度も延期された。そしてようやくメディア初公開からは指折り数えて約1年半後,前作F,ドラゴンクエスト10 RMT.E.A.R.からは実に3年以上の歳月を経てF.E.A.R.2は発売されたのだ。途中,MonolithがVivendiから名称の使用権を買い戻し,タイトルにF.E.A.R.の文字が復活したりもしている。  ……というような話はこれまで何度か書いたような気がしてならないが,とりあえずちょっとまとめておいた。ここまで読んでみたところ「知っていた」という人は,次の行から読み始めても大丈夫というエコな設計だ。  こうして,二つの系列のシリーズを持つことになったF.E.A.R,ro rmt.だが,F.E.A.R.2では,従来の続編で描かれていたストーリーは一応,「なかった」ことになっている。つまり,Extraction Pointにおける不可解なエンディングも,Perseus Mandateのストーリーも,おおむねチャラになったわけで,なんだか個人的にはややモヤモヤが残るものの,制作の経緯を考えれば仕方のない話かもしれない
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